プロジェクト現場の格言をあつめて、岸良のおバカなキャラを反映して、格言集の解説集をつくってます。「目標を突破する実践プロジェクトマネジメント」に掲載したのですが、かなり、エッジの効いた内容なんで、不評を買うかとおもったら、ものすごい反響で、驚きました。笑ってもらえるとうれしいです。
プロジェクトマネジメントの現場で、常に繰り返し語られているが、どうやってやるかということについては、具体的な説明がない長年の謎の言葉。親方の背中にその極意が書いてあるという噂もある。
マンツーマンでプロジェクトマネジメントが教えられた時代において非常に有効なプロジェクトマネジメント教育の手段。親方のやり方をじっくりと観察しその意味を理解しながら、「考える訓練」を行ない、若手を育成していく手法。
納期ギリギリになるまで、気合がはいらない様子。しかし、納期ギリギリになると人が変わったように徹夜、突貫の連続で納期を間に合わす。
「これぞ瀬戸際の魔術師……」と自らを自画自賛するタイプもいる。
問題が起こったときに行なう応急処置。
この火消しの見事さがプロジェクトマネジャーの力量とみなされる場合もあり、火消しに美学を感じるマネジャーも多い。
プロジェクトが佳境に入ると、プロジェクトマネジャーが担当者を集めてホテルに泊まり込み仕事をさせるやり方。ホテルのベットを提供するので、寝袋、ソファよりは寝心地が良いとマネジャーは考えているが、実は、現場のソファの方が寝心地が良かったりする。
プロジェクトの計画段階で書かれる工程表。プロジェクトの企画段階としてよく発注者や上司を説得するために作成される。本来は進捗管理してこその計画なのだが、なぜかいったんプロジェクトが始まると再度、顧みられることはなく、実際には多くの場合、プロジェクトマネジャーの頭の中で進捗管理が行なわれている。
膨大な管理作業で肝心の仕事がおろそかになってしまって、現場が無駄だとわかっていても、管理作業を続けること。多くの管理作業は、法律的な問題とか、発注者からの要請で来ることが多く、言っても無駄だし、それを無駄であると指摘するよりも、それに従って当面作業したほうが楽である。発注者や経理などは大変権力が強く、それに逆らうと膨大な時間と手間がかかるので、通常放っておくのが一番と考えられている。
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